八ヶ岳だより

オーレン小屋おすすめプラン

小屋番ブログ 今日の山おやじの酒 1日5人限定 純米酒いろいろ

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『今日の山おやじの酒』何が出るかはおやじ次第!?という怪しい(笑)企画もおかげ様で今年で3年目です。

今年も、諏訪の地酒を中心にご用意いたしますので、

ぜひ馬肉のすき焼きと一緒にご賞味ください。

八ヶ岳山麓にある諏訪地方は8つの酒蔵がある酒どころです。

(真澄、舞姫、本金、麗人、横笛、ダイヤ菊、高天、神渡)

どの酒が小屋に上がるかは、おやじ次第、、

たまに諏訪以外のお酒もあります。

詳しくはスタッフまでお声掛けください。

 

  

 



 



 


 

 


元々、諏訪の地酒は旨口が多いのですき焼きにも合うと思います。

他、古酒や珍しい酒もあります。

是非、馬肉のすき焼きと一緒に味わってください。

 

 

小屋番ブログ 最近の気になる本『ヤマケイの黒本』 2018.01.10

山で読書は最高のご褒美だ。

薪ストーブの周りでパチパチとした薪の爆ぜる音や香り、暖かさを感じながら読む時間は格別である。横にコーヒーがあったらたまらない。

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しかし年に何度あることだろうか。

雪や雨の日、いや台風の日にしかないかもしれない。

 

今、小屋で本を手に取るのは、一日の仕事終わり、消灯後、火の元や水の管理、戸締りなどを行い、自分の寝床(通称バリケード※)で厳冬期用シュラフに潜り込んだ時だ。

愛用のモコモコシュラフの中はサラサラして心地が良い。そして、すぐに温まるのでぽかぽかだ。

小屋には、登山者用にフカフカの羽毛布団が山ほどある。小屋番は皆使用しているが、自分はシュラフで寝てる。何故シュラフで寝ているかというと様々な利点があり、、まあ、これはまた何時か話そう。

そうそう、シュラフで寝ている場所を食堂テーブルで囲んだ所が、自分の寝床で、歴代スタッフから通称バリケードと呼ばれている。秘密基地のようで中々心地良いのだ。ヘッドライトをつけても目立たないので落ちついて読める場所でもある。

 

小屋番はすぐ熟睡できる派と、消灯後に音楽を聴いたり余暇を楽しむ派に別れる。自分は、熟睡できないので本の力を借りる。ページを開いて本を読み1ページ、2,3・・・5ページ辺りに来ると眠気が襲ってくる。気が付くと寝てる。だから物語をほとんど覚えてないのだ。そこでまた、最初からという、何とも本末転倒な事で、山では1冊も読めてない。

 

元々本好きで、これさえあれば何もいらないと思った時期もあった。

今は、この本が読みたいと思うと、とりあえずアマゾンで購入、自宅の本棚か小屋の本棚に置き、いつか読んでやるぞという楽しみにしている。

話しが横にそれてしまったが、今回お話しする本はその中のものだ。

 

それは、『ヤマケイの黒本』

 

ヤマケイの黒本とは、山にまつわる不思議な話や体験談を集めた本のことだ。

 

その中の「新編 山小屋主人の炉端話」や「山のミステリー」は、 昨年、台風時に読めた貴重な本だ。

   

ウチの大将の話も掲載されていて愛着があるので何回読んでもあきない。 

新編ということもあり、他の小屋の親爺さんの話も加わり楽しい内容なので これはおすすめである。小屋関係者から見てもすごい話ばかり。 それぞれの小屋の親爺さんから生で聞きたいと真剣に思う逸品揃いで、これを小屋で聞けたらさぞ面白いだろうなと、読んだ後に行ってみたい山小屋への地図を広げて眺めている。

 

 そして、今回読み始めているのは「山怪 山人が語る不思議な話」という本だ。 

本の帯についに10万部突破!!ベストセラーと書いてあったので期待できる。 

 

山里に埋もれつつある「語り遺産」を拾い集めた本らしい。

 

 

本のはじめにの中に下記のような一文がある。 

 

「話というものは、本来語られることで生き長らえる。それが現在は語る人も聞く人も 

 

少なくなりつつあるのだ」

 

小さな逸話が絶滅の危機に瀕していると。 

 

 

昔、どこの山小屋でも親爺の炉端話が娯楽だった時代がある。

ウチの大将はそれをまだ続けている貴重な存在なんだと改めて気付いた。 

 

オーレン小屋では、主に、7月の学校登山時や8月に小屋の親爺が怪談や遭難救助の話をする。 

それは、昔からのお決まりの話で、学校登山の生徒さんを早く静かに寝かせる為の語りである。 

 

 また、一般の登山者にこの話をすると隣同士の男女がカップルになるらしい。何とも微笑ましい。

 

当小屋では50年も続いている娯楽が今では絶滅危惧になっているとは何とも寂しいものだ。

学校登山で小屋に来る中学生は大体年間3000人だとすると15万人もの人に語り繋いでいることになる。

 

よくオーレン小屋とネットで検索するとキーワードに 「オーレン小屋 幽霊」と出るのはこのためだ。

中学生がネットの知恵袋で「出るんですか?」と聞いたのがはじまりで、今でもよく聞かれる。

 

この話が何時の日かライブで聞けなくなる日がくる。

今が聞き時だと思う。一般の方でも8月11日山の日は怪談話をしているので是非聞きに来てほしい。

またリクエストがあれば、夕飯の前に、親爺に言ってもらいたい。きっと快く話をしてくれるだろう。


 

さて以前、山小屋主人の炉端話や山のミステリーの著者、工藤隆雄氏からこんな依頼を受けたことがある。

山の次世代の主人が体験した不思議な話は無いか?という事だ。続編の話だ。

その時は、同じ小屋仲間と顔を見合わせ「何もないね~」と氏を落胆させたものだ。

 

あれから10年数年、いつも自分の頭の片隅にはそのことが気になっていた。

小屋主人が体験した不思議な事。山の話の原石。

 

実は、その後様々な出来事が起きたのだ!それは・・・。

 

それから先は小屋でのお楽しみにしておこう。

 

ああ、また本題から横に逸れてしまった。

 

読む本が沢山あるのは、幸せな時間だ。

でも、このシリーズは是非、夜に読んでもらいたい。

私も身震いしながら読み進んでいる。あえて本の内容は伝えないので

ご自身で体験してほしい。

それにしても表紙イラストもリアルに怖いな。

 

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山怪 山人が語る不思議な話 田中康弘

出版社 山と渓谷社

定価:本体1,200円+税

 


おすすめである。有難いことに待望の第二弾も出ているらしい。


 

小屋番 岳


 



 


  

メディア掲載 9月6日(水)ABC朝日放送「おはよう朝日です」

ABC朝日放送「おはよう朝日です」AM6:45~8:00

https://www.asahi.co.jp/ohaasa/week/backnum/index.html?date=20170906

けさのクローズアップ

日本アルプスの山小屋で絶品馬肉鍋

リポーター:大久保ともゆき・田中良子

◆近年山ブームなどの影響で山小屋の食事が豪華に!

☆山小屋で発見! こんなところに絶品グルメ 日本アルプス編

八ヶ岳オーレン小屋の紹介が放送されました。

 

名物桜鍋(馬肉のすき焼き)と檜展望風呂です。

 

過去のメディア掲載のお知らせ

雑誌「PEAKS」2月号に掲載 2017.01.14 NEW

山と渓谷社 書籍「新編 山小屋主人の炉端話」工藤隆雄 2016.11.15 

abn長野朝日放送「私の手は誰かの翼」にて放送 2016.11.03

NHK BSプレミアム「にっぽん百名山 八ヶ岳」 にて放送 2016.09.19

abn長野朝日放送「abnステーション」にて放送 2016.09.15

フジテレビめざましテレビ「ココ調」にて放送  2016.08.20

雑誌「星空さんぽno.2」に掲載&双眼鏡貸出サービス 2016.07.22

雑誌「FRaU」8月号に掲載     2016.07.12

雑誌「旅の手帖」に掲載   2016.07.11

信濃毎日新聞社「八ヶ岳」に掲載 夏本番 山の不思議な話   2016.07.10   

小屋番ブログ 第12回ネパール祭り報告 

2017年9月2日(土)今年もネパール祭りを開催いたしました。

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数日前から台風の関係で、天気が危ぶまれましたが、当日は、気持ちの良い天気に恵まれました!実はネパール祭りは、晴天率がかなり高いです(*^▽^*)

ネパール祭りはヒマラヤトレッキングに行った後、村での夜の宴がコンセプトです。ネパールでは毎夜行われているみたいです。

そして、オーレン小屋では、売り上げの一部をネパール募金に寄付する目的で行っています。


前日~当日は、このイベントの楽しみ&お手伝いにと小屋番OB、OG、居候が各地から大集合です。(いつもありがとう!)

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上写真)ネパールのモモ(ネパールの餃子)を皮から作り具材を入れ、蒸し器に入れてる写真です。

イベントの夕食メニュー看板もOGの手作りです。

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上写真)チキンカレーは小屋シェフ自慢の特製カレー お子様にも人気です♪

そして、オーレン小屋と言えば信州名物馬肉を使った馬肉煮、すき焼きと同じ味で好評です!!

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上写真)夕食後は、お待ちかねのネパール音楽の生演奏です。

ここ4年は名古屋からタパさん(写真左のバンスリーを吹いている方)のバンドの皆さんにお越しいただいていますが、今年は、サーランギ、タブラ、バンスリーの演奏の他に、いつもは物静かなウッタムさん(写真右のタブラを叩いている方)が歌を披露してくれました。

なんと、ネパールではCDを発売している歌手だそうです。他にも秘儀が・・・(笑)

そして、タパバンド新メンバーのご夫婦や、日本ネパール会の小林会長も踊りを披露していただきました。今年はモリモリな内容です。

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途中、カプシーとチャイで一休みして、音楽再開、最後はみんなで恒例のレッサンフィリリの曲に合わせてダンスです~~~~~!!超大盛り上がりです~~~~~!!

おこちゃまから年配の方まで1つになれた素晴らしいお祭りになりました。

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最後に、イベント途中では、小屋の親爺さんから、サプライズでお子さんや参加の女性の方に、ネパールのニット帽やカタ(安全登山お守りのスカーフ)等が配られました。

上写真)幸運にも、両方のプレゼントをゲットしたお子様、イベント終盤では楽しく元気よく踊ってくれました。

上右写真)スタッフで記念撮影!

また来年も開催する予定です。是非次回はオーレン小屋のネパール祭りに参加していませんか?メッチャ楽しいですよ(^o^)/



小屋番ブログ フラワートレッキング報告 2017.07.03

7月1日(土)2日(日)イベント八ヶ岳自然と森の学校「フラワートレッキング 森から稜線の植生について」を開催しました。今年も沢山の方々のご参加いただきありがとうございます!

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講師:藤森 祥平 先生(筑波大学植物寄生菌学研究室)

補佐:守屋 真美 先生(長野県自然保護レンジャー、地元山岳会所属)

補佐:北原 貴穂  先生(八ヶ岳山岳ガイド協会所属山岳ガイド)

 

※オーレン小屋の花の講習会は、参加者の人数に合わせて補佐をする先生を増員しています。

今回は6名~7名に1名の講師が付きます。またお世話係として小屋スタッフも同行しますので安心してお楽しみいただけるのが特徴です。

 

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初日は、雨と強風で桜平登山口からオーレン小屋までしか行けませんでした。

夜は、高山植物のスライド講習会を開催しました。約2時間たっぷり予習、復習が出来きました。

講習会は一般の登山者も交えて、すごい人です。いつのまにか満席状態に…。


 

2日目、硫黄岳山頂、稜線が風速20mと言う事で、コースを変更し、オーレン小屋~赤岩の頭~峰の松目(標高2,568m)に行きました。


峰の松目のコースは、今、密かに人気があるコースです。

その理由は、

1.山頂からの景色はありませんが、少し下の峰の松目望台』からは南八ヶ岳の主稜線を眺める事ができます。特に、赤岳が赤く見えるのがここの魅力ではないでしょうか。

硫黄岳や赤岩の頭からも素晴らしい赤岳がみえますが、角度の違いで、赤く見えません(緑色です)風の影響を受けずに景色が見えるのもここだけです。

・今回も霧が無ければこのような景色が見えました・・・次回是非見に来てください!

峰の松目から見た赤岳3.jpg(写真:左が横岳、真ん中が赤岳、中岳、右が阿弥陀岳)

 

2.実は、あまり知られていませんが、峰の松目にも色々なお花が咲いています』

 樹林帯だけでなく岩稜帯の花も咲いているのが魅力です。

主に山頂付近になりますが、今は、コイワカガミが群生しています。ミツバオウレン、チシマアマナ開花中。ハクサンシャクナゲ(7月中旬)、ウスユキソウ、コバノコゴメグサ、ミヤママンネングサ(7~8月)、ダイモンジソウ(8月頃)等々

峰の松目コイワカガミ.jpg

ミヤママンネングサ.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像のサムネイル画像

 

 (写真:コイワカガミ、ミヤママンネングサとコバノコゴメグサ)

 

3.オーレン小屋~峰の松目鞍部までは、『峰の松目 苔の小道として、様々な苔があります。また赤岩の頭~峰の松目は『タンネの森(針葉樹林の森)』としても知られ、登山道が針葉樹の落ち葉でふっかふっかの道なんです。以前に植物の先生に教えていただきましたが、針葉樹の落ち葉が10cm積もるのに100年かかるそうです。

峰の松目苔の小道1.jpg峰の松目苔の小道4.jpg

峰の松目苔の小道3.jpg峰の松目苔の小道6.jpg

 

4.文学家で登山家である「日本百名山」の深田久弥先生の本の中で、『八ヶ岳の八峰の1つ』として、峰の松目が紹介されています。

 その八峰と称せられるものを挙げれば、西岳、網笠岳、権現岳、赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、峰ノ松目。※但し、八峰については所説ありです。

新潮文庫「日本百名山」深田久弥 著


5.カモシカが多く生息している『カモシカの森』でもあるんです。

昔15年位前に、峰の松目展望台付近で、体がしっかりして、たくましく、そして穏やかな、カモシカを見た事があります。まるでジブリ映画「もののけ姫」に出てくるシシ神様のような雰囲気です。

小屋周辺は、カモシカのクロちゃん、シロちゃん、カタツノ、福ちゃんなど、親子が何代にも渡り、住みついています。

峰の松目カモシカ.jpg

と、八ヶ岳連峰の中にひっそりとある山ですが、自然豊かな山なんです。


それでは、お待たせしました、今回のフラワートレッキングで見る事が出来た様々なお花をご覧ください。

ウスバスミレ2017.jpgキバナシャクナゲ2017.jpg

クロユリ2017.jpgシャクナゲ2017.jpg

シロバナヘビイチゴ2017.jpgチシマアマナ2017.jpg

2017峰の松目の花.jpgキバナノコマノツメ2017.jpg

サラサドウダン2017.jpgオサバグサ2017.jpg

タケシマラン2017.jpgクリンソウ2017.jpg

等々、上記以外にも沢山の高山植物が咲いていました。

今回は、硫黄岳、横岳へは行けませんでしたが、森の中の様々なお花や苔を見る事ができました。写真に掲載できないような貴重な花もありました。

八ヶ岳はこれからが最盛期を迎えます。今週末から8月中旬にかけて沢山の高山植物を見る事ができます。

是非お出かけください!

ご予約はこちらからどうぞ!

小屋番ブログ 第22回オーレン祭報告 2017.06.06

6月3日(土)イベント第22回オーレン祭(開山祭前夜祭)を開催しました。今年も沢山の皆さんにお越しいただき、盛大なイベントとなりました。心より感謝いたします。

当日は、天候もよく、朝から続々と大勢の登山者が登ってきました。小屋前のテラスは、宿泊者やテント泊の方、硫黄岳や峰の松目の眺めを楽しみながら休憩する登山者で賑やかでした。

開山祭バッジ(第63回).jpg前夜祭と開山祭の宿泊者は、第63回八ヶ岳開山祭記念バッジの進呈があります。毎年、八ヶ岳に咲く高山植物をモチーフに制作していますが、今年はクロユリ(とオコジョ)です。可愛いデザインで人気です。

※現在は、500円で販売しています。(限定50個)年号が入っているのでお土産に最適です。

 

2017オーレン祭地酒1.jpgオーレン小屋イベントと言えば、地酒ですね♪常連の皆様や小屋番OB、OGからの差し入れ(重いのに沢山持ってきていただきありがとうございます!)がズラ~とテーブルに並ぶのも恒例になりました。

夜が待ち遠しいですね。


 

 

 

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料理もイベント用の特別料理です。山菜天ぷら、ロースカツやエビフライ、鶏のから揚げ等のフライものやお赤飯、稲荷寿司、巻きずしや鯉料理等他いろいろ。食べきれない程、盛りだくさんです♪
オーレン小屋イベント限定の馬煮(すき焼きと同じタレを使った煮物)やデザートのくるみ寒天、抹茶寒天も定番です。

前日や朝からお手伝いのOB、OGが来て準備してくれました。(いつも助かります!)

 

そして、恒例のジャンケン大抽選会が始まります!

いつもは、居候でお馴染みのジャンケンマンこと、マラソンの田中さんが盛り上げてくれますが、今回は残念ながらお休みです。(全国縦断マラソン頑張ってください!)

そこで、チームオーレン(小屋番OB、OG、新人スタッフ)が盛り上げてくれました。

景品内容は、ネパールグッズ、アウトドアブランドのダウンジャケット、Tシャツ、ザックなどいろいろです。基本、ハズレ無しです。

 

そしてそして、お楽しみの橋本良春さんのギターと歌声の夕べが始まります。

2017オーレン祭ギターと歌1.jpgシンガーソングライター 橋本良春さん

プロフィール:東京都 JR南武線西国立駅前、居酒屋「こまくさ」のご主人です。趣味を超えてセミプロとして活躍されています。オーレン小屋では、年2回オーレン祭と紅葉と地酒祭りで出演していただいています。

※小屋では橋本さんのCD「山よ」も販売しています。

2017オーレン祭ギターと歌2.jpg

 

 

 

懐かしい歌から山の歌を中心にレパートリーは100曲以上あります。

オーレン小屋の歌も10曲近くあります。(毎年増えている!?)

今年は、例年以上に大盛り上がりで、参加者全員で肩を組んでの大合唱です!!

楽しかったですね~♪

 

 

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翌朝、ホール(イベント会場)の真ん中に、新しい薪ストーブを設置しました。

パチパチと薪の爆ぜる音が心地よいです。

「この薪ストーブもいいね!」と沢山の方からお声を掛けていただきました。


 

 

2017オーレン祭OBOG.jpg今年も楽しいイベントになりました。

お手伝いいただいたオーレン会(小屋番OB、OG、居候)のみんなありがとう!


 

来年も6月第1日曜日、前夜に開催します。

尚、オーレン祭の受付は来年の1月7日頃HP上でご予約開始のお知らせを行います。

小屋番ブログ おやっさんの格言と諺(ことわざ)

オーレン小屋では、おやっさん(親爺)が、小屋番教育の一環で、人生の教訓を元に、さまざまな格言や諺(ことわざ)そして初代のじいさんやばあさんの話を織り交ぜて話をしてくれます。

初代のじいさんやばあさんは今とは比べられないほどの苦労をしてきた人です。
桜平登山口は昔は無く、遥か下から歩荷したと聞いています。
朝、村にある家を出て、小屋に着くのは夕方暗くなる直前だったようです。
その中、生まれた言葉にはとても重みを感じます。
それをおやっさんの山小屋流の解釈で話すので、なるほどと思う事が沢山あるのです。
例えば、「急がばまわれ」「二兎を追うものは一兎をも得ず」「失敗は成功のもと」
「出るくいは打たれる」「隣の芝は青く見える」「損して得とれ」
「聞くのは一時の恥聞かぬは一生の恥」「早起きは三文の得」「笑う門には福来たる」
等々他にもいろいろあります。
 
山小屋で生まれた格言?もあります。
例えば「油は血の一滴」です。
燃料に例えていますが、油だけでなく、山にあるもの全て人力で運んできているものが
ほとんどなので、それを苦労して担いで登って来ている人の事を考え、
物を大切にしなさいという事です。またそれが分からなければ50kgの荷物を歩荷して
実践で感じてもらうこともあります。

 
昔から無意識に聞いていたので、いつの間にか、自分も口癖のように、
うちの子ども達にも話すようになりました。先日、上の子がある本を買ってきました。
 
  
ことわざ絵本 五味太郎 岩崎書店
子供なりに父親の言葉を理解したかったのかもしれません。
子供向けではありますが、とても面白く、分かりやすい内容です。
自分も勉強になります(笑)小屋に置いておきたいくらいです。
それにしても、昔の人は、素晴らしい言葉を残してくれましたと
日々関心しています。

今後も小屋で実践及び語り伝えていきたいと思います。

小屋番ブログ 登山道整備1

 オーレン小屋では、登山道整備を定期的に行っています。

登山道は、雨水や台風、雪融け後などにより、荒れてしまいます。

治すことで一時的に元通りになりますが、「自然」を止めることはできません。

定期的に点検を行い、早めに対処するのが最良です。

登山道整備は下記3つの方法があります。


1.定期的に水切りを行う方法

※水切りとは大雨時に登山道の土砂が流されないように、谷側に、水の通り道を作る作業です。この作業は、定期的に地道行わないと効果がありません。

当小屋では、歩荷時(頻度としては週2回)、台風前は、念入りに行います。

画像に含まれている可能性があるもの:屋外、自然

写真:水切り(排水溝を作る事)

 

2.荒れた後、応急的に行う方法

※対処法です。山では材料が無いので、土のうを使用したり、ジョレンで水切りを確保する方法です。当小屋では、先代からの言い伝えで、「何があっても登山者の道(エスケープルート)は作れ」と言う事で、仮でもなんとか通れるようにしています。

 

3.計画的に行う方法

※材料をヘリで荷揚げし、水切りや土留め、階段ステップ、橋の架け替えなど作業を行います。期間は数週間かかります。自然とのお付き合いに完璧はありませんが、少しでも長く使えるように治します。

 

 今年、第3の方法を行います。場所は、まだ計画段階なので詳しくはお話しできませんが、

オーレン小屋周辺の山です。

その山は、整備を行わないと、台風時は、登山道が川になってしまい、土砂が流れ周囲の樹々の根っこを洗い、毎年、数本が倒れています。  

 

土留めNo.2.jpg

写真:樹木の根が剥き出しになり、倒れそうな様子


そうなると登山道はどうなるのか???

 

台風時等、登山道が川になり徐々に幅が広がり、さらなる樹々が倒され、いずれは土砂崩れが発生するかもしれません。それを防ぐために、今回の整備を行いたいと考えています。

昨年、北海道にいる登山道整備の先生に、八ヶ岳の麓で講習会を行っていただきました。

その先生は、「登山道は川と思え」と言ってましたがその通りだと思います。

そう考えると対処方法が自ずと見えてきます。

先生から教えていただいた方法を元に、先ずは、「水切り」を行います。その後、「土留め」を行いたいと思います。

詳細は、随時、HP又はFacebook等でお知らせしていきますのでよろしくお願い致します。

近自然工法 合同会社 北海道山岳整備(参考になるサイトです)
http://www.potato.ne.jp/sangakuseibi/index.html  

 

メディア掲載 雑誌「PEAKS」2月号に掲載のお知らせ

メディア掲載 abn長野朝日放送「私の手は誰かの翼」にて放送 2016.11.03

11月3日(木)午前10:03~10:33 長野朝日放送「私の手は誰かの翼」にて

 アウトドア用車いす「HIPPO」を活用し、亜希さんが支援スタッフと共にオーレン小屋まで登ってくる様子が放送されました。

撮影当日は、桜平登山口からオーレン小屋(標高2,330m)まで。 翌日は撮影無しですがオーレン小屋から夏沢峠(標高2,440m)まで行きました。

・当初、話を聞いた時、車いすで山登りが出来るか心配しましたが、アウトドア用車いす「HIPPO」は何人かの補助が入れば山に登ってくることができます。

・映像には、ヒッポで木登りしたり、パラセイリング、スキーをやっているのもありました。

可能性を広げる素晴らしい車いすです。

「私の手は誰かの翼」みんなで記念撮影した時の決めポーズです。手を翼に見立てているんですが温かく優しい気持ちが込められていいます。オーレン小屋ではこれからも機会があれば支援、受け入れを行っていきたいと思います。

HP用亜希さん、支援スタッフ登山.jpgHP用夏沢峠で亜希さんと3ショット.jpg

亜希さんと小屋まで記念撮影.jpg

  

 

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