八ヶ岳だより

オーレン小屋おすすめプラン

オーレン小屋の手作り社会貢献プロジェクト

オーレン小屋は、八ヶ岳、山小屋を通じて、様々な支援を行っています。

~活動実績~

1980より
小屋の親爺がヒマラヤトレッキングへ行き、現地の村と交流。
その一環でネパール里親募金、学童品(えんぴつ、ノート)支援を始める。
地元中学に呼びかけ、アルミ缶回収の収益をネパール支援に充てる、この活動は以後数年続く。
  
2006年より
日本・ネパール国交正常化50周年記念団体に加入。
日本ネパール協会長野県支部の支援により、「第1回八ヶ岳ネパール祭り」の開催、以降毎年開催するようになる。年間収益の一部をネパールの養護学校や山村の教科書作り支援団体に寄付。
八ヶ岳ネパール祭りでは、スンダリミカさん、スルスッタ、アシュマコイララさんが歌、演奏、踊りを披露。ネパール料理を地元レストランオーナーのアバルさんに依頼。
  
2007年より
小屋の売店でお土産としてネパールグッズを販売。商品はネパールの物をそのまま売るのではなく、小屋周辺にいる動物たちの写真をネパールに送り、それを元にフェルトを使い制作しています。それがネパール山村の女性の雇用促進、子供たちの教育費に使用されます。
尚、ネパールグッズは※フェアトレードにて購入しています。
  
※フェアトレードとは、
公正取引、公平貿易といい、発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入する事を通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す運動です。
~wikipediaより抜粋。
 
8月に「第2回ネパール祭り」(シタールとネパール舞踊の夕べ)開催
シタールプレーヤー伊藤公朗氏、伊藤礼氏
アシュマ・コイララさん 舞踊と歌声
  
2008年8月に「第3回ネパール祭り」開催
  
2009年8月に「第4回ネパール祭り」開催
 
2010年8月に「第5回ネパール祭り」開催
 
2011年
東日本大震災の際、小屋スタッフがボランティアで支援に行く。
小屋イベント「紅葉と地酒祭り」の地酒を全て東北の被災地より仕入れる~以後5年間行う
東日本大震災支援募金箱設置
 
8月に「第6回ネパール祭り」開催  
  
2012年8月に「第7回ネパール祭り」開催
  
2013年8月に「第8回ネパール祭り」開催
 
2014年8月に「第9回ネパール祭り」開催
 
 
2015年より
八ヶ岳キッズチャレンジへの参加。
毎年夏休み、日本の小学生、幼児を山小屋無料にてご招待(限定人数有)
山や自然と触れ合える機会を作るのが目的です。
 「がんばった君におくりたい」登頂証明書を無料発行活動
登山を通して子供たちの心と体の成長を応援しています。
 
ネパール地震発生、支援募金箱設置
9月に「第10回ネパール祭り」開催 タパバンドの演奏
 
  
2016年9月に「第11回ネパール祭り」開催 タパバンドの演奏

ユニサポ支援 希少難病を持つ中岡亜希んの八ヶ岳登山サポート
アウトドア用車いす「ヒッポ」を活用して夏沢峠へ
  
        
2017年より毎年
 救急科専門医の伊藤岳氏を通じてNPO災害人道医療支援会HuMAへ寄付、災害支援へ
※NPO災害人道医療支援会HuMAとは、
災害人道医療支援会(Humanitarian Medical Assistance)という認定特定非営利活動法人です。国内外での大きな災害時に医療チームを派遣したり、災害医療にかかわる人々の教育研修を行います。医師、看護師、臨床検査技師、薬剤師、放射線技師などの術者や国内外の災害地で医療チームを支援する方々(調整員)、事務局をお手伝い下さる方のご参加をお待ちしています。 
  
9月に「第12回ネパール祭り」開催    タパバンドの演奏
映画監督石川梵氏を八ヶ岳ネパール祭りにお招きし、ネパール地震後の状況をお話いただきました。石川梵氏を通じて、ネパールのラプラック村の子供たちにダウンジャケット50着を寄付。
  
2018年
9月に「第13回ネパール祭り」開催   タパバンドの演奏
年間収益の一部をネパールの養護学校や山村の教科書作り支援団体に寄付。  
  
小屋元スタッフがJICA(独立行政法人 国際協力機構)でネパール・イラム地方へ2年間支援へ
  
2019年6月
 
9月に「第14回ネパール祭り」開催  タパバンドの演奏
日本ネパール会古畑氏に里親募金を託す ネパールの養護施設へ寄付。 

【日本の年号が平成から令和へ】

 

2020年

9月に「第15回ネパール祭り」開催 予定   

  

小屋番日誌~愛すべき歩荷職人たち

~愛すべき歩荷職人たち

小屋番にとって歩荷(ボッカ)は日常業務です。

主は食材ですが、たまには珍しい物も運んでいます。

山の物資の単価が高くなるのはこんな理由です。運送会社が宅配してくれる訳ではありません。

全部自分たちで荷揚げしています。これ以上の重さや大きさがあるものはヘリコプターを使います。

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恒例のパンボッカです。7月の学生登山の朝食用パンをボッカしています。

1箱の重さは大したことがありませんが・・・男性は平均で15~20箱、女性で10箱

担ぎます。シーズン中は数回行います。

どうしてヘリコプターを使わず運んでいるかといいますと、実は賞味期限の関係です。

月1回のヘリでは賞味期限が切れてしまうのが理由です。

 

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歩荷は通常の業務です。

物資の荷揚げ、使用後のプロパンを運んだり、小屋番はなんでも背負子につけて運びます。

の彼は箕冠山(みかぶりやま)の登山道整備に使う木材を運んでいます。

2m×20cm×5cm 防腐剤付きで1枚約9キロ、 約200枚、男性スタッフ4人で運びました。

長物も荷付けが難しいです。


 

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こちらも近年、恒例になってしまった、トイレ汚泥処理用のタンクです。

この巨大な容器は空でも約30kg。

重さ以上に大変なのはバランスです。立ち上がるのもサポートする人がいないと1人では起き上がれません。

また登山道にある木々の枝を避けて通るのも至難の技です。

これくらいの物を持てれば職人の域です。

 


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左)登山道整備用の道具、燃料を歩荷することもあります。この日は山頂までなので大変です。

右)某テレビ局の取材機材が入ったザック2個(推定50キロ以上!?)


 

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こちらは番外編、稜線の小屋のスタッフです。

稜線はほとんどヘリコプターを使いますが、軽いものは荷下げしています。

左の彼女が担いでいるのはトン袋に入った、発泡スチロールの箱らしいです。

超巨大なのですれ違う登山者もびっくり(;゚Д゚)です。

ちなみに、右側の方は、記念に背負わしてもらったお客さんですw


ここでも重さ以上に難しいのは風です。稜線歩きは風との戦いです。

風にあたると凧のように風力がついてしまうので、天気が悪いときは危険です。


これらは特殊な荷物です。いつもこんなものを背負っているわけではありません(笑)

ほとんどが食材で発泡や段ボールの箱3~5箱担いでいます。

毎週2~3回行っています。

 

歩荷担当のスタッフは皆、明るく笑顔で挨拶します。

時には挨拶できないほど、重い荷物を背負っていますが決して怒っているわけではないので

安心してください(笑)歩荷は小屋番にとって娯楽みたいなものです。

登り始めは大変だけど、小屋に到着した時、荷物を下ろした時、季節の移り変わりを発見した時、

すれ違う登山者の方と山の話をする時など、やりがいを感じます。

またこれも鍛錬の一環として、遭難救助や病人搬送、海外登山にも活かされています。

 

これからもいろいろなものを担いでいる小屋番を撮影していきたいと思います。

 

オーレン小屋 小屋番 岳


 

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