八ヶ岳だより

八ヶ岳だより

中学生の集団登山が始まりました!(7月平日登山の方は必読しましょう!)

学校登山写真.jpg

(写真:根石岳に登る中学生)

毎年、長野県では7月(一部6月下旬、8月下旬もあり)に中学生(小学生)が、登山を行事として行います。八ヶ岳では硫黄岳、根石岳に30校近くが登ってきます。


人数は30名~200名近くです。そこで、すれ違う際にお互いが気持ちよく登山ができるように、いくつか状況&対策をお知らせいたします。

【状況】

1.日程は、7月の平日(月曜日~金曜日)に開催されます。


2.唐沢鉱泉・桜平分岐~桜平登山口は徒歩で入山します。一般の方は車で通るので、ドライバーは学生が歩いているのを見つけたら、速度を超低速にしてください。そして、ゆっくり、ゆっくりと通り抜けてください。

学生は、山側に一列に止まって避けてくれます。また先生やガイドさんがついていますのでその指示に従ってください。


3.お昼頃にはオーレン小屋テント場で休憩します。


4.午後、硫黄岳又は根石岳に登ります。コースはまちまちなので、すれ違いを懸念する方は、スタッフまでお問合せください。


5.翌朝、硫黄岳又は根石岳に登り、AM8時頃には下山していきます。

同様に、桜平から唐沢分岐までは徒歩の下山になります。大体行きも、帰りも午前中です。

 

【対策】

【特に注意しなければならない事】

学生が前に居て、先に行きたい場合や下山中にすれ違う時など、

学生は山側で止まって避けてくれたりしますが、少し広い箇所では動いている可能性もあります。

隊列が長いので通過する際は、下記注意が必要です。

すれ違う際は細心の注意をしてください。自身が止まって避けるときはそこが避けるのに適した場所かどうかよく判断してください。特に谷側など。

  

最後に、

中学生と言えど、まだ子供です。八ヶ岳登山が初めてという生徒さんが大半です。

また今回の登山をとても楽しみに登ってきています。

1度や2度の登山で山好きになってもらう事は難しいですが、どうか温かく見守っていただき、

時には、声援やアドバイスを送っていただきたいです。

この登山の体験が、その後、大きくなって、山や自然が身近に感じられ、また登山を始めるきっかけに繋がればと思います。

以上、 よろしくお願いいたします。

 

八ヶ岳オーレン小屋 スタッフ一同より

 

八ヶ岳開花情報(7月)『八ヶ岳の花は梅雨時が見頃です!!』

~オーレン小屋周辺の開花情報をお知らせいたします~  

オヤマノエンドウとミヤマキンバイ(撮影山てく)1.jpg

硫黄岳(赤岩の頭、夏沢峠経由)~横岳稜線

 (標高2,600~2,800m)

ツクモグサ(残りわずか)

見頃:オヤマノエンドウ、ミヤマキンバイ、キバナシャクナゲ、ハクサンイチゲ、ウルップソウ、チョウノスケソウ、イワウメ、イワヒゲ、コイワカガミ、チシマアマナ、ミネズオウ、ウラシマツツジ、ミヤマシオガマ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマクロユリ、ミネザクラ、コメバツガザクラ等  

※各お花の写真付き開花情報はこちら。

コイワカガミ1.jpg

 

オーレン小屋周辺の樹林帯

 (標高2,000~2,500m)

ミツバオウレン、ミヤマクロユリ、シロバナヘビイチゴ、バナノコマノツメ、オサバグサ、コイワカガミ、コミヤマカタバミ、ズダヤクシュ等々

※各お花の写真付き開花情報はこちら。  

 

 

マイヅルソウ1.jpg

 

桜平登山口(標高1,800~1,900m)

ハクサンシャクナゲ、シロバナヘビイチゴ、マイヅルソウ 

 

唐沢鉱泉・桜平分岐

レンゲツツジ、クリンソウ等々

 

※各お花の写真付き開花情報はこちら。

 

【写真:(上)山てく、(中)SHIN、(下)M.K】

 

【お花を見るベストプラン】

1日目:桜平登山口~オーレン小屋(荷物を軽くして)~箕冠山~根石岳~天狗岳往復~オーレン小屋(泊)

2日目:オーレン小屋(荷物を軽くして)~夏沢峠経由、硫黄岳~横岳往復~硫黄岳~赤岩の頭~峰の松目~オーレン小屋~桜平

詳しくはこちらをご覧ください。

荷物を軽くして楽々周遊登山コースのページはこちら


【オススメポイント】

①小屋で荷物を軽くして楽々登山に行けます!

(雨具、行動食、飲み物、携帯電話、カメラ等)

身軽にフラワートレッキングを楽しみませんか♪

②アクセスが良い桜平登山口(駐車場無料)をお使いください。

高山植物の宝庫「硫黄岳、横岳」に一番近い登山口です!!

他にも、天狗岳、根石岳、箕冠山、峰の松目の最短登山口でもあります。

③峰の松目 タンネの森(針葉樹の森)、苔の小道を歩きませんか?

ジブリの世界のような神秘的な森に癒されます。

 

【高山植物観察の注意点】

1.グリーンロープ内は高山植物の保護目的や危険個所進入禁止の為にあります。

中には入らないようにしてください。

2.カメラやルーペで観察していると時間を忘れてしまいますので、戻りの時間も考えて行動してください。

3.稜線は陽射しが強いです。日焼け止め必携です。


※オーレン小屋周辺、硫黄岳、横岳、根石岳、天狗岳、桜平登山口の開花早見表(花ごよみ)はこちらをご活用ください。

登山前の予習、帰ってきてからの調べ等、とても役に立ちます。

http://www.o-ren.net/flower/

 

【花のイベント情報】

八ヶ岳おやまの学校

「フラワートレッキング森から稜線の植生について」

日程:7月6日(土)7日(日) 1泊2日

・清流と苔の森の植物や樹木、稜線の華やかな高山植物を見に来ませんか!  

講師:北原貴穂先生(八ヶ岳山岳ガイド協会登山ガイド)

守屋真美先生(長野県自然保護レンジャー)

島田峰雄先生(長野県自然保護レンジャー)

島田芳美先生(長野県自然保護レンジャー)

参加費:20,000円(1泊3食付+入浴、受講料、保険料、税金含む)  

予約状況:催行決定 詳しくはお問合せください。

  

八ヶ岳登山道情報(2019年6月28日)『高山植物が沢山咲いています』

 

ウルップソウ.jpg

 

硫黄岳~横岳に咲くウルップソウ (写真:長野県自然保護レンジャー横山博志氏提供)


キバナシャクナゲ.jpg  

   硫黄岳~横岳に咲くキバナシャクナゲ (写真:長野県自然保護レンジャー横山博志氏提供)  

  

 

【本日の状況】

 6月28日(金)天気:曇り 朝6時の気温:11℃(一昨日は晴れて2℃)

※梅雨入りし、大気が不安定です。早出早着を心掛けましょう。目的地には遅くともPM15時には到着しましょう。

【天気予報】

小屋では、日本気象協会、NHKのデータ放送を参考にしています。最近は色々なサイトで天気予報が出ているますが、中には、まったく外れているのもあるので、ベースとなるもの、それ以外のものと2~3種類位、見比べるのが良いかと思います。

 

【開花情報】

硫黄岳~横岳・・・ツクモグサ(終りに近い)、ウルップソウ、オヤマノエンドウ、ミヤマキンバイ、ハクサンイチゲ、キバナシャクナゲ等が開花。

オーレン小屋周辺・・・ヒメイチゲ、ウスギオウレン、コミヤマカタバミ、タケシマラン、オサバグサ、ズダヤクシュ、キバナノコマノツメ、シロバナヘビイチゴ等が開花。

唐沢分岐~桜平登山口・・・シロバナヘビイチゴ、クリンソウ等が開花。

※詳しくは下記開花情報をご覧ください。

八ヶ岳の開花情報はこちらをご覧ください(写真付き)

 

 【桜平(さくらだいら)登山口】  

桜平登山口は近年、入山する方がとても多いです。

理由は、

1.6つの山の最短登山口(横岳・硫黄岳・峰の松目・箕冠山・根石岳・天狗岳)、

稜線までのアプローチが短いので赤岳まで往復する方も増えています。

2.登山道が整備され歩きやすい、傾斜が比較的緩い等初心者~上級者まで利用している登山口です。

3.そして、駐車場が無料。数年前に桜平(上)(中)(下)駐車場が出来きました。合計150台

(中)駐車場は簡易水洗トイレ完備です。(手洗可)

駐車場の利用方法は下記をからどうぞ

 詳細はこちらからどうぞ

 

入山方法は、

自家用車・・・唐沢鉱泉・桜平分岐~桜平登山口ですが、林道(一部舗装)ですが問題なく通行可。

 タクシー(2WD車)が通常運行しています。※タクシーより車高が低い車は厳しいです。

※週末、連休の場合、下山時のタクシーは遅くとも前日にご予約した方が良いです。

予約が取り難い時間帯があります。

※バスについて・・・桜平はバスの運行がありません。

 

【装備】

大分暖かくなりましたが朝夕は天候により気温が下がったり、休憩時体を冷やさない為に、

防寒着(フリース又は薄いダウン等)をお持ちください。

梅雨時を想定した服装(雨具、ゲイター、着替え、手袋)等。

日差しが強い日はサングラス、日焼け止めがあると便利です。

ヘッドライト、水分補給の水、行動食などは必携です。

※硫黄岳~横岳、赤岳方面の岩稜帯の稜線ではヘルメットを装着しましょう。

※6月下旬に2件赤岳付近で怪我等、ヘリで救助されています。

 

【注意】

 早出早着を心掛けましょう。晴れると暑いので重ね着で調整してください。

 山頂、休憩時に体を冷やさないように注意してください。

樹林帯でも想定していない事故が起こります。

(実例)

平地に近い割と広めの登山道で、グループを避けようと谷側で避けた方が、避けきれず、バランスを崩して倒れて怪我をされました。登山道でのすれ違いの時は、その場所がすれ違うのに適した場所かどうかよく確認しましょう。

(検証)

基本は前方不注意だと思います。

登山道では誰もが気持ちよく登山ができるように、避けてくれた方に御礼、そしてよく状況を確認しながら慎重に避ける、避けようとする方はそれが避けるのに適した場所かを考えてください。谷側ではいざと言う時に身動きがとれません。最後はお互い声を掛け合って、安全に通過出来る事が大切です。

  

【テント泊の方へ

オーレン小屋では、お昼や軽食以外の夕食、朝食の食事提供はございません。

しっかりとした食材をお持ちください。

 

【その他】

タクシーをご利用の方は、帰りの予約を入れておくとスムーズです。

近年、週末を中心にタクシーの予約が取り難い状況があります。

 7月~10月の週末、連休は早めに予約しましょう。

 

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【イベント情報】

 6月29日(土)夏山直前特別講演会 山のトラブル対処術(たいしょほう)

 講師:伊藤岳先生(救急科専門医、日本山岳ガイド協会・ファーストエイド委員長)  

 7月6日(土)7日(日)フラワートレッキング講習会

 8月11日(土) 山の日 

 9月7日(土) 八ヶ岳ネパール祭り 民族音楽の夕べ

 10月5日(土)第17回紅葉と地酒祭り             

八ヶ岳登山道情報(2019年6月7日)「梅雨入り、色々開花し始めました」

ツクモグサ(リサイズ1).jpgオヤマノエンドウ(リサイズ1).jpg

 

ミヤマキンバイ(リサイズ1).jpg

 

写真)横岳ツクモグサ、オヤマノエンドウ、ミヤマキンバイが開花しました。

(長野県自然保護レンジャー横山博志さんより提供)

  

  

ヒメイチゲ(リサイズ1).jpgコミヤマカタバミ(リサイズ1).jpg

 

(リサイズ1)スミレ.jpgコナシ(リサイズ1).jpg  

 

写真)ヒメイチゲ、コミヤマカタバミ、スミレ、コナシが開花しました。

(高山植物等保護指導員 オーレン小屋スタッフ 小平岳男)

  

  

 

【本日の状況】

 月7日金)天気:曇り(午後から雨) 朝6時の気温:6℃

※梅雨入りし、週間天気では雨の日が続くようですが、直前で変わることもありますので

天気予報は細かくチェックするのが良いかと思います。

小屋では、NHKのデータ放送を参考にしています。色々なサイトで天気予報が出ている昨今ですが、中には、まったく外れているのもあるので、ベースとなるもの、それ以外のものと2~3種類位、見比べるのが良いかと思います。

※全体的に雪融けが進んでいます。この雨で大分融けると思います。

桜平登山口~オーレン小屋までは全くありません。夏道です。

小屋~森林限界まで20~30cm前後、特に赤岩の頭ルートには6~8割位ありますので、

硫黄岳へは夏沢峠ルートがおすすめです。

 

【開花情報】

横岳・・・ツクモグサ、オヤマノエンドウ、ミヤマキンバイ等が開花。

オーレン小屋周辺・・・ヒメイチゲ、ウスギオウレン、コミヤマカタバミ等が開花。

桜平登山口・・・コナシ、スミレ、シロバナヘビイチゴ等が開花。

 

【桜平登山口までの状況】

 

唐沢鉱泉・桜平分岐~桜平登山口ですが、完全に夏道です。

 タクシー(2WD車)が通常運行しています。

※タクシーより車高が低い車は厳しいです。


桜平駐車場が新しく、広く、快適にご利用できます】

 

詳細はこちらからどうぞ

 桜平駐車場(上)30台・・・積雪0cm 駐車可能

 桜平駐車場(中)60台・・・積雪0cm 駐車可能

※簡易水洗トイレ、洗面所、利用できます。

※停め方により約70台駐車できます。後から来る方の為にマナーを守り駐車しましょう。

 桜平駐車場(下)70台・・・積雪0cm 駐車可能

 

【樹林帯(標高2400m以下)の積雪情報】 

 桜平登山口~オーレン小屋・・・積雪0cm夏道です。所々雨でぬかるみがあります。

オーレン小屋~夏沢峠、箕冠山・・・積雪20cm前後  

オーレン小屋~赤岩の頭、峰の松目・・・積雪30cm前後、午後になると緩んで潜ります。

※硫黄岳へは夏沢峠往復がおすすめです。

 

【稜線、山頂(標高2400m以上)の積雪情報】

 硫黄岳、根石岳、天狗岳の稜線、山頂はほとんど雪がありません。

※箕冠山~根石岳鞍部に降りる稜線で15m位雪が付いてます。注意しましょう。

※横岳~赤岳、阿弥陀岳方面に行く方は稜線の山小屋にお問合せください。

 

【装備】

 気温は大分上がり、最近は氷点下の日は少ないですが、天候により冷える日もあります。

また山では汗冷えすることもありますのでフリース等防寒着はお持ちください。

テント泊の方は特に天気予報をみて暖かい装備をお持ちください。

梅雨に入りました、雨具、ストック、ゲイター必携です。

森林限界までは雪があるので、心配な方は念のためチェーンスパイクをお持ちください。

登山用の手袋(軍手は不可、濡れるととても冷たいです)

※横岳~赤岳、阿弥陀岳方面の装備は、稜線上の山小屋にお問合せください。

 

【注意】

 早出早着を心掛けましょう。晴れると暑いので重ね着で調整してください。

 山頂、休憩時に体を冷やさないように注意してください。

 

【テント泊の方へ

オーレン小屋では、お昼や軽食以外の夕食、朝食の食事提供はございません。

しっかりとした食材をお持ちください。

 

【その他】

タクシーをご利用の方は、帰りの予約を入れておくとスムーズです。

近年、週末を中心にタクシーの予約が取り難い状況があります。

6月のイベント日、7月~10月の週末、連休は早めに予約しましょう。

 

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【イベント情報】

 6月29日(土)夏山直前特別講演会 山のトラブル対処術(たいしょほう)

 講師:伊藤岳先生(救急科専門医、日本山岳ガイド協会・ファーストエイド委員長)  

 7月6日(土)7日(日)フラワートレッキング講習会

 8月11日(土) 山の日 

 9月7日(土) 八ヶ岳ネパール祭り 民族音楽の夕べ

 10月5日(土)第17回紅葉と地酒祭り           

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