- 位置 :
- 八ヶ岳夏沢峠西方800m
夏沢源頭<標高2,330m> - 収容人員:
- ※60名 テント※60張
- ※コロナ禍により制限中
- 営業期間:
- 4月下旬〜11月上旬
- 設備 :
- ホール(談話室、乾燥室兼)
個室9部屋(3名~8名)
大部屋5部屋(10名~24名)
檜展望風呂(男女別)
水洗トイレ(男女別)
自家水力発電、合併浄化槽
オーレン小屋は、八ヶ岳の中心、標高2,330m稜線にほど近いしらびその樹林に囲まれた静かな山小屋です。
季節になると可愛らしい高山植物のオウレンの花が登山者を温かく迎えてくれます。
その光景は昔も今も変わりありません。そして、そこに建つ山小屋を守る親爺と小屋番たちの思いも昔から同じです。
「ほっ」とできる寛ぎの山小屋、自然にやさしい、人にやさしい山小屋でありたい。
それがオーレン小屋の想いです。
社長 … 温厚で人望に厚い人です。
現在は、山を下り、夫婦で有機栽培の野菜作りを行っています。
毎年この夏野菜を楽しみにしている常連さんも多いです。
おやっさん … オーレン小屋の主人、小屋番歴50年の大ベテランです。
ネパール好きでオフはヒマラヤトレッキングへ。
親爺の格言「出る釘は打たれる、出ない釘は腐る、人生は難しいもんだ」他にも色々あり、日々スタッフを厳しく(たまに優しく)教育してくれます。
おかみさん … 親爺を支え、登山客や小屋番からも慕われる頼りになるおかみさん。
桜鍋「馬肉のすき焼き」の割下、学生登山のカレー、イベント料理はおかみさんの秘伝の味付けです。
山好きでオフは赤岳、北アルプス、丹沢等のスタッフ研修登山にも行きます。
岳男さん … オーレン小屋(有)コダイラ勤務(おやっさんの甥)
昔は山より海でしたが、初代から貰った名前と山の日に生まれた運命でしょうか(笑)。 いつの間にか小屋に関わり、山が好きになり、今では生きがいです。 山の縁を大切に、これからも「ほっ」とする山小屋になるよう頑張ります!
牛山さん … オーレン小屋(有)コダイラ勤務
大工仕事、電気仕事が得意、気さくで話好きです。
趣味:きのこ取り(腕前は名人級!?)
オーレン小屋は、八ヶ岳中信高原国定公園特別保護地区内にある小屋番が管理する山小屋です。
宿泊・休憩以外に避難施設としての役割を持ち、雷や大雨等の天候悪化や遭難救助の手助けを行う施設です。またオーレン小屋は水利、環境が厳しい大自然の中になり、ほぼ全てのライフラインを自分たちで管理しています。
山小屋は山にある宿泊業と思われがちですが、実は色々な役割を担っています。
オーレン小屋は、1950年創業から60年以上になりました。
これもひとえに、お客様をはじめ多くの皆様のご支援の賜物と心より感謝しております。
創業者の小平勇は、八ヶ岳の自然保護と登山者の安全と人の心を大切に、誠意を持って山小屋を守るとの強い信念のもと励んでまいりました。
創業者の理念のもと、これからもスタッフ一同、頑張ってまいる所存でございます。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
その先代が愛した八ヶ岳、オーレン小屋の写真を掲載しました。どうぞご鑑賞ください。
小屋前から一年中湧いている天然水を使用しています。
オーレン小屋より約10m上が夏沢源頭になるのでとても美味しいお水を汲む事ができます。
オーレン小屋は、シーズン中は自家水力発電で100%まかなっています。
小屋開け小屋閉め時の水量が少ない時、台風による増水時のみディーゼル発電機を使用しています。水洗トイレ・浄化槽に使用する電力も全て水力発電です。
水力発電小屋
水力発電機
基本、歩荷(ボッカ)です。歩荷というのは昔ながらの方法で人が荷物を背負い担いで食材を運んでいます。30~50kgを週3回程度、また生ごみ、空き缶ゴミなど山に不要な物の荷下ろしも人力で行っています。
人力で運べない物はヘリコプター等を使います。
登山道補修
●水切り
水切りとは登山道の砂利が流されないように水の流れを登山道に作る作業です。歩荷時はほぼ毎回行っています。
●土留め
土留めとは登山道の土が崩れないように丸太を使ってステップを作ります。周辺では、オーレン小屋から箕冠山、オーレン小屋から赤岩の頭を整備しています。
●橋の架け替え
数十年毎、木橋の腐り具合をみて丸太を差し換えています。
●危険箇所補修
落石防止ネット、落石移動等
●道標、案内看板荒廃のチェック
定期的に交換を行っています。
●高山植物保護
グリーンロープを張っています。